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介護福祉士
第28回
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Q 1 : 糸賀一雄の「この子らを世の光に」という思想に該当するものとして,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 2 : Aさん(82 歳,女性)は,アルバイト店員の息子(56 歳)と二人暮らしである。Aさんは, 3 年前にアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’stype)と診断された。現在,要介護2 と認定されて訪問介護(ホームヘルプサービス)と通所介護(デイサービス)を支給限度額まで利用している。Aさんは,身の回りのことに常に見守りや介助が必要であり,一人で外出して道が分からなくなり,何度も警察に保護されている。訪問介護事業所が,アドボカシー(advocacy)の視点からAさんと息子を支援する場合の対応として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 3 : 共感的態度に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 4 : Bさんは,パーキンソン病(Parkinson disease)で,要介護3 である。車いすを使用しているが,自分では移動できない。声が小さく,聞き取りにくい。難聴はない。食堂にいたBさんが,10 m ほど離れた窓の方向を指さして何か言ったが,少し離れた場所にいた介護福祉職には聞こえなかった。そのときの介護福祉職の対応として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 5 : 地方自治法に基づく法的な権利のうち,市町村の区域内に住所があれば日本国民でなくても有する権利として,適切なものを1 つ選びなさい。
Q 6 : 日本の人口に関する次の記述のうち,適切なものを1 つ選びなさい。(注) 「人口推計」とは,「人口推計− 2015 年(平成27 年)7 月報−(総務省統計局)」のことである。
Q 7 : 市町村国民健康保険の被保険者に関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。
Q 8 : 2015 年(平成27 年)4 月に施行された介護保険制度の改正内容として,正しいものを1 つ選びなさい。
Q 9 : 介護保険法における保険者として,正しいものを1 つ選びなさい。
Q 10 : 介護保険サービスの利用契約に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 11 : 障害者基本法に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。(注)1「障害者基本計画」とは,「障害者のための施策に関する基本的な計画」のことである。 2 「障害者差別解消法」とは,「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」のことである。
Q 12 : Cさん(50 歳,女性)は,身体障害者手帳2 級を所持している。最近,日常の家事が十分にできなくなったので,「障害者総合支援法」に基づく居宅介護を利用したいと考えて,知り合いの介護福祉士に尋ねた。介護福祉士の対応に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。(注) 「障害者総合支援法」とは,「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」のことである。
Q 13 : 指定障害福祉サービス事業者に関する次の記述のうち,適切なものを1 つ選びなさい。
Q 14 : 知的障害のあるDさん(40 歳,男性)は,就労移行支援事業所を利用して,現在,U株式会社に勤務している。ある時,就労移行支援事業所に勤務するE介護福祉職は,Dさんから,職場で上司から虐待(ぎゃくたい)を受けているという相談を受けた。E介護福祉職の対応として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 15 : 医療法上の医療提供施設に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。
Q 16 : 生活保護制度に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。
Q 17 : 2013 年(平成25 年)の「国民生活基礎調査」(厚生労働省)に関する次の記述のうち,2004 年(平成16 年)と2013 年(平成25 年)の65 歳以上の者のいる世帯について,正しいものを1 つ選びなさい。
Q 18 : 社会福祉士及び介護福祉士法に基づいて,介護福祉士に課せられている誠実義務に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 19 : Fさん(82 歳,男性)は,脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症による右片麻痺(みぎかたまひ)と運動性失語の状態で,介護老人福祉施設へ入所した。自分の意思は,顔の表情やうなずきなどの動作や左手を使って伝えることができる。2 時間ほどは車いすで座位を保つことができる。食事の際は,自分でご飯やおかずをスプーンに乗せたり汁物を口に運ぶことは困難であるが,スプーンに乗った食べ物を左手で口まで運んで食べることはできる。食事場面における介護福祉職の対応として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 20 : 利用者の自己決定に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 21 : リハビリテーションの理念を表す用語として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 22 : 利用者がその人らしい生活を実現できるように,介護福祉職が把握すべき情報として,最も優先順位が高いものを1 つ選びなさい。
Q 23 : 障害者の年金,手当,扶助に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。
Q 24 : 通所介護(デイサービス)に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。
Q 25 : サービス担当者会議に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 26 : 介護老人福祉施設に入所後,すぐ退所したいと訴える利用者への介護福祉職の対応として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 27 : 施設での介護のあり方に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 28 : 次のマークが示す内容として,正しいものを1 つ選びなさい。
Q 29 : リスクマネジメントに関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 30 : 感染対策に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 31 : 労働安全衛生法に定められている内容に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。
Q 32 : ストレスマネジメントに関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 33 : 傾聴の技法として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 34 : Gさん(70 歳,男性)は,双極性感情障害(bipolar affective disorder)があり,入退院を何度も繰り返してきた。最近,様々な考えがつながりもなく浮かんで多弁になる躁状態(そうじょうたい)になり,訪問介護(ホームヘルプサービス)に来たH介護福祉職にも次々に話しかけてきた。このときのH介護福祉職の対応として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 35 : Jさん(82 歳,女性)は,認知症対応型共同生活介護(グループホーム)で暮らしている。Jさんは朝食を済ませていたが,また朝食の準備を始めた。他の利用者が「さっき食べたでしょう」と言うと,Jさんは「まだです。今起きたばかりです」と答えた。このときのJさんに対する介護福祉職の言葉かけとして,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 36 : K さん(72 歳, 女性)は, アルツハイマー型認知症(dementia of theAlzheimer’s type)である。認知症対応型共同生活介護(グループホーム)で暮らしているが,いつも「夫に迷惑をかけて申し訳ない」と言っている。ある日,面会に来た夫に対して,「いつもお世話様です」と挨拶しながら,誰なのか分からないで不安そうな様子であった。Kさんへの介護福祉職の最初の言葉かけとして,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 37 : Lさん(70 歳,男性)は,脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症で聴覚的理解と視覚的理解の障害があるが,発語はできる。日常会話で使用する単語は理解できるが,うまくコミュニケーションをとれないことが多い。介護福祉職が「あしたは晴れですね。あしたの午後散歩に行きましょう」と伝えると,Lさんは話の内容が分からない様子である。Lさんが理解できるような関わり方として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 38 : Mさん(72 歳,女性)は,介護老人保健施設に入所している。糖尿病性網膜症(diabetic retinopathy)で, 3 か月前に右目を失明した。左目はかすかに見える状態である。聴覚機能,言語機能,認知機能に問題はない。Mさんへの介護福祉職の対応として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 39 : 箱型補聴器を使用する利用者と介護福祉職のコミュニケーションに関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 40 : 介護記録に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 41 : 生活支援に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 42 : 施設への入所に伴う高齢者の心身の負担を軽減するための方策として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 43 : 布団についた,ダニの死骸や糞(ふん)などのダニアレルゲンを除去する方法として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 44 : 高齢者の整容支援の注意点として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 45 : 介護を必要とする高齢者の衣服と,その支援に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 46 : 視覚障害者の外出支援に関する次の記述のうち,適切なものを1 つ選びなさい。
Q 47 : パーキンソン病(Parkinson disease)の姿勢反射障害のある人の歩行介護として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 48 : 嚥下機能(えんげきのう)の低下している人のおやつとして,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 49 : 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)(osteoporosis)予防に必要なビタミンK(vitamin K)を多く含む食品として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 50 : Aさん(78 歳,女性)は,一人暮らしをしている。毎夕食の配食サービスと週2 回の訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用している。夏のある日,訪問介護員(ホームヘルパー)が訪ねると,唇が乾燥しており,昨日からの水分摂取はお茶を3 杯(450 ml 程度)ということであった。排尿回数も少なく,尿の色を尋ねるといつもより濃いと言っていた。Aさんに勧める飲物として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 51 : 下肢筋力が低下して介護を必要とする人に適した浴室改修に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 52 : 消化管ストーマを造設している人の入浴に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 53 : 入浴時のヒートショックに関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 54 : 排泄介護(はいせつかいご)に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 55 : Bさん(86 歳,女性)は,介護老人福祉施設で生活している。脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症で左片麻痺(ひだりかたまひ)があり,最近は筋力の低下が目立っている。Bさんは日中はポータブルトイレ,夜間は紙おむつを使用している。Bさんの使用しているポータブルトイレは木製の背もたれと肘かけがついているタイプである。Bさんが,ポータブルトイレを使用するときの排泄介護(はいせつかいご)に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 56 : 悪質商法や詐欺の種類と介護福祉職が行う助言の組合せとして,適切なものを1 つ選びなさい。
Q 57 : 繊維製品に以下の表示があるときの取扱いの留意点として,適切なものを1 つ選びなさい。(注) いずれも家庭用品品質表示法に基づく洗濯に関する表示であり,同じ取扱い方法を意味している。左の表示は現行のものであり,2016 年(平成28 年)12 月から右の表示に改正されることになっている。
Q 58 : Cさんは,関節リウマチ(rheumatoid arthritis)が徐々に進行している。何とか自力で寝返りをすることができるが,思うように関節が動かなくなってきている。体調に変動があるため1 日の過ごし方も不規則で昼夜逆転の生活が続いている。Cさんが夜間,安眠が得られるような介護福祉職の対応として,適切なものを1つ選びなさい。
Q 59 : 終末期で食欲が低下してきた利用者の食事介護に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 60 : 施設入所者の終末期から死後における家族への支援として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 61 : 介護過程の目的に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 62 : 介護福祉職の情報収集に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 63 : 「関連する情報の分析・統合を通じて,利用者の課題,ニーズ,強みを明らかにすること」を表す用語として,適切なものを1 つ選びなさい。
Q 64 : Dさん(70 歳,女性)は,10 年前に人工肛門(じんこうこうもん)(ストーマ(stoma))を造設し,2 年前に脳出血(cerebral hemorrhage)を患って軽い右片麻痺(みぎかたまひ)が残った。最近,物忘れが目立ってきた。また,同居する娘の仕事が忙しくなってきた。Dさんに関する情報のうち,ICF(International Classification of Functioning,Disability and Health:国際生活機能分類)の環境因子に該当するものとして,適切なものを1 つ選びなさい。
Q 65 : Eさんは,アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)で認知症対応型共同生活介護(グループホーム)に入居している。今までできていた食後の歯磨きができなくなってきている。口臭が強くなってきたので,他の利用者が会話を避けている。孫からも「おばあちゃんのお口臭い」と言われ,寂しそうな表情をしているのを介護福祉職が見ている。優先的に解決すべきEさんの生活課題として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 66 : 客観的情報の記録として,適切なものを1 つ選びなさい。
Q 67 : 次の事例を読んで,問題67,問題68 について答えなさい。〔事 例〕Fさん(70 歳,男性,要介護1 )は,認知症(dementia)を患う母と二人暮らしである。左片麻痺(ひだりかたまひ)があり,杖(つえ)があれば一人で歩行できる。現在は,小規模多機能型居宅介護を利用して在宅生活を送っている。昔から買物が好きで,今でも天気の良い日には,一人で杖(つえ)をついて買物に出かけていく。Fさんの小規模多機能型居宅介護における介護計画の長期目標は「安全に買物に出かける」,短期目標は「転倒しない」で,支援内容には「事業所内で手すりを使って起立訓練と歩行訓練を行う」と設定されて,順調に実施されている。最近,近所の人から,Fさんがスーパーに向かう途中にある階段が上り切れず,よろけたり,困っている姿を見かけたという情報がたびたび聞かれるようになった。この件をG介護福祉職がFさんに確認すると,Fさんは「足元が少し不安なところがありますが,大丈夫です。いつもありがとうございます」と言い,目に涙を浮かべた。Fさんの介護計画の評価に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 68 : 次の事例を読んで,問題67,問題68 について答えなさい。〔事 例〕Fさん(70 歳,男性,要介護1 )は,認知症(dementia)を患う母と二人暮らしである。左片麻痺(ひだりかたまひ)があり,杖(つえ)があれば一人で歩行できる。現在は,小規模多機能型居宅介護を利用して在宅生活を送っている。昔から買物が好きで,今でも天気の良い日には,一人で杖(つえ)をついて買物に出かけていく。Fさんの小規模多機能型居宅介護における介護計画の長期目標は「安全に買物に出かける」,短期目標は「転倒しない」で,支援内容には「事業所内で手すりを使って起立訓練と歩行訓練を行う」と設定されて,順調に実施されている。最近,近所の人から,Fさんがスーパーに向かう途中にある階段が上り切れず,よろけたり,困っている姿を見かけたという情報がたびたび聞かれるようになった。この件をG介護福祉職がFさんに確認すると,Fさんは「足元が少し不安なところがありますが,大丈夫です。いつもありがとうございます」と言い,目に涙を浮かべた。Fさんの状況を受けて,関係職員が集まり,カンファレンス(conference)を開催することになった。このカンファレンス(conference)に参加したG介護福祉職の発言に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 69 : エリクソン(Erikson, E.)の発達段階説に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 70 : 加齢に伴う筋肉の変化に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 71 : Aさん(70 歳,男性)は,65 歳で定年退職した後,学生時代の旧友のほか,地域のボランティアサークルで知り合った新しい仲間と親交を深めてきた。しかし,サークルでトラブルが起きるようになって, 1 , 2 年前からはサークルへの参加が徐々に減り,安心できる旧友とばかり頻繁につきあうようになった。Aさん自身はこの生活に満足している。Aさんの生活への適応状況を説明する理論として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 72 : 加齢の影響を強く受ける記憶として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 73 : めまいや立ちくらみが時々ある高齢者への介護福祉職の対応として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 74 : Bさん(82 歳,男性)は,脳梗塞(cerebral infarction)の既往があり,右片麻痺(みぎかたまひ)がある。以前から食事中にむせることがあった。半年前には,肺炎(pneumonia)で入院したこともある。昨日から元気がなく,食欲もなくて普段の半分も食べられない。呼吸数は1 分間に24 回,体温は37.4℃だった。Bさんに起こっていることとして,最も可能性の高いものを1 つ選びなさい。
Q 75 : 変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)(knee osteoarthritis)と診断された高齢者への介護福祉職の助言として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 76 : 在宅医療に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。
Q 77 : 回想法に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 78 : 厚生労働省が,2012 年(平成24 年)8 月に公表した「認知症高齢者数について」における,「認知症高齢者の日常生活自立度」Ⅱ以上の認知症高齢者の居場所別内訳(2010 年(平成22 年)9 月末現在)で,人数が最も多い居場所を1 つ選びなさい。
Q 79 : Cさん(89 歳,女性)はアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’stype)で, 1 年前から料理の手順を間違えたり,家計の管理や買物が難しい状態であった。1 か月前から大声をあげるようになった。季節に合った衣服を選べなくなったが,家族が準備すれば適切に着ることはできる。排泄(はいせつ)は自立している。Cさんのアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)のFunctional Assessment Staging(FAST)の分類として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 80 : Dさん(80 歳,男性)は一人暮らしで,生活は自立していた。毎朝近所の公園でラジオ体操に参加していたが, 2 か月ほど前から,物忘れとぼうっとする様子が見られるようになった。また,歩行が不安定となり,最近では尿意を我慢できず失禁がある。Dさんの状態として,最も可能性の高いものを1 つ選びなさい。
Q 81 : 認知症(dementia)の原因となる疾患の特徴として,最も適切なものを1つ選びなさい。
Q 82 : 外科的手術で治療が可能な認知症(dementia)として,正しいものを1 つ選びなさい。
Q 83 : 行動・心理症状(BPSD)に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
Q 84 : Eさん(88 歳,女性)は,血管性認知症(vascular dementia)で左片麻痺(ひだりかたまひ)がある。穏やかな性格である。認知症対応型共同生活介護(グループホーム)に入居し,グループホームでの役目として,食事前の挨拶を担当している。しかし,夏の暑さが続いたとき,食事前の挨拶の後「こんなことはやらせないで」と理由もなく急に泣きだすことがあった。介護福祉職が受容的な態度で接していると,Eさんは笑顔で「ご苦労様」と介護福祉職に声をかけるようになった。このようなEさんについて考えられることとして,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 85 : 初期の認知症(dementia)で,家賃の支払を忘れて,家主から督促されることが多くなった人に対する支援者として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 86 : 在職中に若年性認知症(dementia with early onset)になった人とその家族の支援に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 87 : 障害者の権利に関する条約で,国際条約上初めて取り上げられた概念として,正しいものを1 つ選びなさい。
Q 88 : 以下の疾患や状態のうち,図で示した装具を使用するものとして,正しいものを1 つ選びなさい。
Q 89 : 高次脳機能障害(higher brain dysfunction)の注意障害に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。
Q 90 : ダウン症候群(Down’s syndrome)の症状として,最も頻度の高いものを1 つ選びなさい。
Q 91 : 自閉症スペクトラム障害(autism spectrum disorder)のある人への対応として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 92 : 嚥下障害(えんげしょうがい)を引き起こす難病として,適切なものを1 つ選びなさい。
Q 93 : すくみ足の症状が見られる疾患として,正しいものを1 つ選びなさい。
Q 94 : 呼吸機能障害のある人が日常生活で工夫すべきこととして,適切なものを1 つ選びなさい。
Q 95 : 「障害者総合支援法」に基づく地域生活支援事業の内容として,適切なものを1 つ選びなさい。(注) 「障害者総合支援法」とは,「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」のことである。
Q 96 : Fさん(47 歳,男性)は,重度の知的障害(障害支援区分3 )があり,母親の世話を受けながら自宅で暮らしている。母親が高齢になったこともあって,Fさんは,障害福祉サービスを利用して,介護福祉職と一緒に病院へ通院することになった。Fさんが利用する障害福祉サービスとして,正しいものを1 つ選びなさい。
Q 97 : Gさん(84 歳,女性)は,訪問介護(ホームヘルプサービス)を受けながら自宅で一人で生活していた。2 か月前,在宅中に大雨による土砂崩れで自宅の半分が埋まってしまったので,介護老人保健施設に入所した。入所後のGさんはイライラすることが多くなり,入眠障害が見られるようになった。また,夜間に突然覚醒し,大声で介護福祉職を呼ぶことがたびたびあった。現在のGさんの状態を表す用語として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 98 : マズロー(Maslow, A.H.)の欲求階層説における最上層の欲求を表現する発言として,適切なものを1 つ選びなさい。
Q 99 : 口腔(こうくう)の清潔が保てなくなる原因として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 100 : 「日常生活動作(Activities of Daily Living:ADL)」に分類されるものとして,正しいものを1 つ選びなさい。(注) 「日常生活動作(Activities of Daily Living:ADL)」は,基本的ADL(Basic Activities of Daily Living:BADL)と言われることがある。
Q 101 : 廃用症候群(disuse syndrome)で起こる可能性のある病態とその対策の組合せとして,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 102 : 1 g 当たりのエネルギー発生量が最も多い栄養素として,正しいものを1つ選びなさい。
Q 103 : 脱水に伴う症状として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 104 : 38〜41 ℃の湯温での入浴が身体に与える影響として,適切なものを1 つ選びなさい。
Q 105 : 小腸の一部として,正しいものを1 つ選びなさい。
Q 106 : 尿意を感じて我慢できずに失禁してしまう排尿障害として,正しいものを1 つ選びなさい。
Q 107 : 睡眠を促進するホルモン(hormone)として,正しいものを1 つ選びなさい。
Q 108 : Hさん(92 歳,女性)は,老衰が進行して寝たきり状態にある。ここ1 か月間経口摂取はごく少量で著しくやせて,肺炎(pneumonia)も併発している。かかりつけの医師から家族に対して予後は1 週間以内だろうという説明があり,このまま自宅で看取(みと)る方針が家族との間で合意された。介護福祉職がサービスを提供しているとき,Hさんが急変した場合に第一に相談すべき連絡先として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 109 : 〔事 例〕Jさん(56 歳,男性)は,脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症で,左片麻痺(ひだりかたまひ)と高次脳機能障害(higher brain dysfunction)があるために,障害者支援施設に入所して,車いすでの生活をしている。Jさんは,現在の施設に作業活動がないことを不満に思っていて,たびたび,妻に「職業訓練や収入を得ることが目的ではなく,のんびりと楽しみながら作業がしたい」と話している。妻はどうしたらよいのか分からず介護福祉職に相談した。介護福祉職は,Jさんが利用できるプログラムについて検討した。その結果,Jさんに合った創作的活動を取り入れたプログラムを実施することになった。Jさんが利用している日中のサービスとして,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 110 : 〔事 例〕Jさん(56 歳,男性)は,脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症で,左片麻痺(ひだりかたまひ)と高次脳機能障害(higher brain dysfunction)があるために,障害者支援施設に入所して,車いすでの生活をしている。Jさんは,現在の施設に作業活動がないことを不満に思っていて,たびたび,妻に「職業訓練や収入を得ることが目的ではなく,のんびりと楽しみながら作業がしたい」と話している。妻はどうしたらよいのか分からず介護福祉職に相談した。介護福祉職は,Jさんが利用できるプログラムについて検討した。その結果,Jさんに合った創作的活動を取り入れたプログラムを実施することになった。Jさんは,創作的活動に参加したが,その作業手順が複雑になると,何からやればよいのか分からなくなって,計画的に作業を進めることができない。作業をしているときのJさんの状態として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 111 : 〔事 例〕Jさん(56 歳,男性)は,脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症で,左片麻痺(ひだりかたまひ)と高次脳機能障害(higher brain dysfunction)があるために,障害者支援施設に入所して,車いすでの生活をしている。Jさんは,現在の施設に作業活動がないことを不満に思っていて,たびたび,妻に「職業訓練や収入を得ることが目的ではなく,のんびりと楽しみながら作業がしたい」と話している。妻はどうしたらよいのか分からず介護福祉職に相談した。介護福祉職は,Jさんが利用できるプログラムについて検討した。その結果,Jさんに合った創作的活動を取り入れたプログラムを実施することになった。Jさんは昼食の時に上着を汚したので,居室で着替えようとしていた。Jさんは,上着を手にしたまま,どうすればよいのか分からなくなった。このときのJさんへの介護福祉職の対応として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 112 : 〔事 例〕K君( 7 歳,男性)は, 3 歳の時に不随意運動型(アテトーゼ型(athetosis))脳性麻痺(のうせいまひ)(cerebral palsy)と診断された。頸部(けいぶ)や体幹をねじらせたり,反らせたり,上肢が伸展する運動が自分の意志とは関係なく起こってしまう不随意運動型特有の症状が現れていた。時々,筋肉の緊張が強くなり,体幹や上肢の不随意運動が大きくなることもあった。知的障害は見られず,車いすを使って,近所の小学校へ通学していた。登校・下校のときだけ母親が付き添って,教室内では車いすを何とか自分で操作して過ごしていた。言葉は努力性の発語で,聞き取りにくく,同級生と意思疎通が困難なことがしばしばあったが,慣れ親しんだ友達との会話は可能であった。K君の状態に適した車いすとして,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 113 : 〔事 例〕K君( 7 歳,男性)は, 3 歳の時に不随意運動型(アテトーゼ型(athetosis))脳性麻痺(のうせいまひ)(cerebral palsy)と診断された。頸部(けいぶ)や体幹をねじらせたり,反らせたり,上肢が伸展する運動が自分の意志とは関係なく起こってしまう不随意運動型特有の症状が現れていた。時々,筋肉の緊張が強くなり,体幹や上肢の不随意運動が大きくなることもあった。知的障害は見られず,車いすを使って,近所の小学校へ通学していた。登校・下校のときだけ母親が付き添って,教室内では車いすを何とか自分で操作して過ごしていた。言葉は努力性の発語で,聞き取りにくく,同級生と意思疎通が困難なことがしばしばあったが,慣れ親しんだ友達との会話は可能であった。K君の小学校の夏休みが近づいた。母親は夏休み中にK君が人との交流を持てる場所がないか,K君が幼少の時から介護方法について相談していた介護福祉士であるL相談支援専門員に相談した。L相談支援専門員が提案するサービスとして,適切なものを1 つ選びなさい。
Q 114 : 〔事 例〕K君( 7 歳,男性)は, 3 歳の時に不随意運動型(アテトーゼ型(athetosis))脳性麻痺(のうせいまひ)(cerebral palsy)と診断された。頸部(けいぶ)や体幹をねじらせたり,反らせたり,上肢が伸展する運動が自分の意志とは関係なく起こってしまう不随意運動型特有の症状が現れていた。時々,筋肉の緊張が強くなり,体幹や上肢の不随意運動が大きくなることもあった。知的障害は見られず,車いすを使って,近所の小学校へ通学していた。登校・下校のときだけ母親が付き添って,教室内では車いすを何とか自分で操作して過ごしていた。言葉は努力性の発語で,聞き取りにくく,同級生と意思疎通が困難なことがしばしばあったが,慣れ親しんだ友達との会話は可能であった。K君は2 年生になった。4 月にクラス替えで,新しい同級生が多くなり,K君の言葉が分からないという理由で関係がうまくいかなくなった。そのため,K君の筋肉の緊張は今までよりも強くなり,不随意運動も大きくなった。給食の時に食べ物をうまく口に運べなくて,担任の先生が介助する場面が増えてきた。担任の先生から,この状況を聞いた母親は心配になって,K君の学校での食事について,L相談支援専門員に相談をした。L相談支援専門員の助言として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 115 : 〔事 例〕Mさん(71 歳,女性)は,仕事を持つ息子と二人で生活している。最近,鍋を焦がすことがあったり,買物をして家に帰れなくなったりすることがあった。心配した息子が受診させたところ,アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)と診断された。要介護認定で要介護1 となり,訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用することになった。Mさんは,訪問介護員(ホームヘルパー)と息子以外の人との接触はなく,テレビの前で過ごしていることが多い。心配した息子は,通所介護(デイサービス)を勧めたが,一人で通うことが不安で,利用を拒んでいた。このままだと認知症(dementia)が悪化するのではないかと息子の不安が大きくなっていた。息子は,Mさんが少しでも多く外出して,人と話すような機会を設けたいと考えて,訪問介護員(ホームヘルパー)に相談した。次のうち,Mさんが息子と一緒に利用できるものとして,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 116 : 〔事 例〕Mさん(71 歳,女性)は,仕事を持つ息子と二人で生活している。最近,鍋を焦がすことがあったり,買物をして家に帰れなくなったりすることがあった。心配した息子が受診させたところ,アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)と診断された。要介護認定で要介護1 となり,訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用することになった。Mさんは,訪問介護員(ホームヘルパー)と息子以外の人との接触はなく,テレビの前で過ごしていることが多い。心配した息子は,通所介護(デイサービス)を勧めたが,一人で通うことが不安で,利用を拒んでいた。このままだと認知症(dementia)が悪化するのではないかと息子の不安が大きくなっていた。Mさんは,訪問介護員(ホームヘルパー)と一緒に調理していたが,最近,途中で動作が止まってしまうことがあった。調理の途中で,動作が止まってしまうMさんへの支援として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 117 : 〔事 例〕Mさん(71 歳,女性)は,仕事を持つ息子と二人で生活している。最近,鍋を焦がすことがあったり,買物をして家に帰れなくなったりすることがあった。心配した息子が受診させたところ,アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)と診断された。要介護認定で要介護1 となり,訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用することになった。Mさんは,訪問介護員(ホームヘルパー)と息子以外の人との接触はなく,テレビの前で過ごしていることが多い。心配した息子は,通所介護(デイサービス)を勧めたが,一人で通うことが不安で,利用を拒んでいた。このままだと認知症(dementia)が悪化するのではないかと息子の不安が大きくなっていた。息子は,Mさんへの適切な支援方法について訪問介護員(ホームヘルパー)に相談した。息子に対する訪問介護員(ホームヘルパー)の助言として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 118 : 〔事 例〕Aさん(70 歳,女性)は,20 年前に2 型糖尿病(diabetes mellitus, type2)を発症して, 8 年前から血糖値の自己測定とインスリン(insulin)の自己注射を朝食前に行っている。4 年前から変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)(knee osteoarthritis)が悪化して車いすの生活となり,自宅での生活が少しずつ困難になった。要介護3 と認定されて, 2 年前に介護老人福祉施設に入所した。入所後も,血糖値の自己測定とインスリン(insulin)の自己注射は介護福祉職の見守りのもとに行っていて,空腹時血糖値は120〜150 mg/dl でコントロールされていた。ある日の夜中に数回にわたって下痢便が見られ,起床時には嘔吐(おうと)し,腹痛と発熱が見られた。Aさんに確認すると, 2 日前に知人と外出して貝を生で食べたことが分かった。その後も嘔吐(おうと),腹痛が止まらないので,ノロウイルス(Norovirus)の感染が疑われた。原因が分かるまでの間,施設内感染の対策で,Aさんの吐物を拭き取るときに用いるものとして,正しいものを1 つ選びなさい。
Q 119 : 〔事 例〕Aさん(70 歳,女性)は,20 年前に2 型糖尿病(diabetes mellitus, type2)を発症して, 8 年前から血糖値の自己測定とインスリン(insulin)の自己注射を朝食前に行っている。4 年前から変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)(knee osteoarthritis)が悪化して車いすの生活となり,自宅での生活が少しずつ困難になった。要介護3 と認定されて, 2 年前に介護老人福祉施設に入所した。入所後も,血糖値の自己測定とインスリン(insulin)の自己注射は介護福祉職の見守りのもとに行っていて,空腹時血糖値は120〜150 mg/dl でコントロールされていた。ある日の夜中に数回にわたって下痢便が見られ,起床時には嘔吐(おうと)し,腹痛と発熱が見られた。朝食前に介護福祉職がAさんの様子を観察すると,冷や汗,動悸(どうき),めまいなどの症状はなく,血糖値は130 mg/dl であった。Aさんは,嘔気(おうき),腹痛があり食欲がないと訴えた。看護職に報告するまでの間に,介護福祉職がAさんに説明する内容として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
Q 120 : 〔事 例〕Aさん(70 歳,女性)は,20 年前に2 型糖尿病(diabetes mellitus, type2)を発症して, 8 年前から血糖値の自己測定とインスリン(insulin)の自己注射を朝食前に行っている。4 年前から変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)(knee osteoarthritis)が悪化して車いすの生活となり,自宅での生活が少しずつ困難になった。要介護3 と認定されて, 2 年前に介護老人福祉施設に入所した。入所後も,血糖値の自己測定とインスリン(insulin)の自己注射は介護福祉職の見守りのもとに行っていて,空腹時血糖値は120〜150 mg/dl でコントロールされていた。ある日の夜中に数回にわたって下痢便が見られ,起床時には嘔吐(おうと)し,腹痛と発熱が見られた。Aさんの症状は,治療を受けて1 週間ほどで回復した。しかし,その後,ぼんやりとした表情で過ごすことが多くなり,何事にもやる気がない様子で,「つらいから死にたい」と口にすることが多くなった。Aさんの訴えに対する介護福祉職の応答として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
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