介護福祉士

第26回
Q 115 :  Lさん(80 歳)は,妻(75 歳)と二人暮らしである。半年前に脳梗塞(cerebral infarction)を起こし,左片麻痺が残った。時間をかければ,着脱や洗面など,身の回りのことができる。現在,要介護1で,週1回訪問介護(ホームヘルプサービス)を受けている。妻は,70歳ころから軽い心不全(heart failure)が繰り返し起きるため,屋内での生活が中心となっている。Lさんは,自分でできることは自分でやりたいと思っているが,妻は夫の世話は自分の役割と思って,Lさんが自分でできることでも世話をしてしまう。Lさんはお風呂が好きで,脳梗塞(cerebral infarction)を 起こす前は,毎日,湯船につかっていた。しかし,自宅の浴槽の縁が浴室の床から高く,妻の介助では,湯船につかることができないために,退院後はシャワ一を使用していた。Lさんは「在宅生活を続けながら,週1回でも湯船につかりたい」と訪問介護員(ホームヘルパー)に話している。 妻は,訪問介護員(ホームヘルパー)に「おとといの朝,夫が咳をしていたので病院に行き診察を受けましたが,医師から,熱もないし検査結果も心配はないと言われました。念のためべッドに寝かせていますが,自分で寝返りはしています」と話した。臥床を続けた場合に,最初に現れると予測される身体の状態として,最も適切なものを 1つ選びなさい。
Q 117 :  M 君(8歳,男性)はデュシェンヌ型筋ジストロフィー(Duchenne musculardystrophy)と診断され,地元の小学校に通学している。保育所時代の友達も多く,学校生活でも様々な手助けをしてくれている。母親は働いていて,小学校の授業が終わる時間にM君を迎えに行くことができない。そこで,放課後等デイサービスを利用しているが,母親は友人から,「学童保育には年齢制限があったけど, M君の利用している放課後等デイサービスは大丈夫なの」と言われた。母親はサービスを利用する際に説明を受けた気もするが,記憶が確かではなく心配になってきた。最近, M君は歩行が不安定になってきており,母親は, M君が車いすを使用する時期になってきたのではないのかと感じている。身体的な機能を考えると,できるだけ歩かせたいと思う一方,歩行を重視すれぱ,行動範囲が狭くなり, M君の世界を広げることができなくなるかもしれないと考えている。筋力低下がAD L (Activities of Daily Living:日常生活動作)に深刻な影響を及ぼし始めている現状を, M君のガイドヘルパーをしているY介護職に,母親はときどき相談をしている。 母親はY介護職に,「息子の利用している放課後等デイサービスは,通常はいつまで利用できるのか」と尋ねた。Y介護職の回答として,正しいものを 1つ選びなさい。
Q 118 :  M 君(8歳,男性)はデュシェンヌ型筋ジストロフィー(Duchenne musculardystrophy)と診断され,地元の小学校に通学している。保育所時代の友達も多く,学校生活でも様々な手助けをしてくれている。母親は働いていて,小学校の授業が終わる時間にM君を迎えに行くことができない。そこで,放課後等デイサービスを利用しているが,母親は友人から,「学童保育には年齢制限があったけど, M君の利用している放課後等デイサービスは大丈夫なの」と言われた。母親はサービスを利用する際に説明を受けた気もするが,記憶が確かではなく心配になってきた。最近, M君は歩行が不安定になってきており,母親は, M君が車いすを使用す時期になってきたのではないのかと感じている。身体的な機能を考えると,できるだけ歩かせたいと思う一方,歩行を重視すれぱ,行動範囲が狭くなり, M君の世界を広げることができなくなるかもしれないと考えている。筋力低下がAD L (Activities of Daily Living:日常生活動作)に深刻な影響を及ぼし始めている現状を, M君のガイドヘルパーをしているY介護職に,母親はときどき相談をしている。 M君のようなデュシェ ンヌ型筋ジストロフィー(Duchenne musculardystrophy)の人が,車いすを使用するようになっても最後まで自立できるAD L(Activities of Daily Living :日常生活動作)として,正しいものを 1 つ選びなさい。
Q 119 :  M 君(8歳,男性)はデュシェンヌ型筋ジストロフィー(Duchenne musculardystrophy)と診断され,地元の小学校に通学している。保育所時代の友達も多く,学校生活でも様々な手助けをしてくれている。母親は働いていて,小学校の授業が終わる時間にM君を迎えに行くことができない。そこで,放課後等デイサービスを利用しているが,母親は友人から,「学童保育には年齢制限があったけど, M君の利用している放課後等デイサービスは大丈夫なの」と言われた。母親はサービスを利用する際に説明を受けた気もするが,記憶が確かではなく心配になってきた。最近, M君は歩行が不安定になってきており,母親は, M君が車いすを使用する時期になってきたのではないのかと感じている。身体的な機能を考えると,できるだけ歩かせたいと思う一方,歩行を重視すれぱ,行動範囲が狭くなり, M君の世界を広げることができなくなるかもしれないと考えている。筋力低下がAD L (Activities of Daily Living:日常生活動作)に深刻な影響を及ぼし始めている現状を, M君のガイドヘルパーをしているY介護職に,母親はときどき相談をしている。 M君はやがて歩けなくなることが予想される。 Y介護職は母親から「筋力をできるだけ保ちながら,今の活動範囲を維持するためには,今後どうしたらよいのでしょうか」と助言を求められた。Y介護職の提案として,最も適切なものを 1つ選びなさい。