Kさん(20歳,男子大学生)は,2週間前にスノーボードの|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 75 : 
Kさん(20歳,男子大学生)は,2週間前にスノーボードの事故で脊椎損傷になり,特定機能病院に搬送され,入院となった。現在,両下肢不全麻痺があり,リハビリテーションが必要だが拒否しており,怒りや落ち込みなど精神的に不安定な状態にある。Kさんの担当になった医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)が医療ソーシャルワーカー業務指針に沿って援助計画を立案するに当たって行うこととして,最も適切なものを1つ選びなさい。 (注)1医療ソーシャルワーカー業務指針は,平成14年11月29日に改定されたものである。(厚生労働省健康局長通知) 2「障害者総合支援法」とは,「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」のことである。
1
急性期治療から回復期リハビリテーション,さらに復学支援まで自分が担当すると説明する。
2
精神的に不安定なKさんの支援のために,精神科医に診療を依頼する。
3
Kさんの家族に対して,治療方針と予後に関して説明する。
4
将来の在宅療養を予想し,Kさんの居住する地域の「障害者総合支援法」に基づく協議会に参加して,患者に関する情報を提供する。
5
Kさんに対して面接を行い,その中でリハビリテーションを受け入れない理由などの情報を収集する。
解説

初期の面接では、患者や家族の感情を受け止め、信頼関係を形成することが明記されており、本人の気持ちや意向を確認した上で問題を把握・検討していくことが重要である