ラベリング論の説明として,正しいものを1つ選びなさい。|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 21 : 
ラベリング論の説明として,正しいものを1つ選びなさい。
1
機能主義的な立場から順機能・逆機能,顕在的機能・潜在的機能といった概念を導入しつつ,逸脱や逸脱行動を説明する立場である。
2
地域社会にある文化摩擦に着目し,社会解体がその地域の犯罪などを生み出すとみる立場である。
3
資本主義社会における生産関係の矛盾から派生してくるものが社会的逸脱であるとみる立場である。
4
周囲の人々や社会統制機関などが,ある人々の行為やその人々に対してレッテルを貼ることによって,逸脱は作り出されるとみる立場である。
5
犯罪や非行などの社会問題は,下位集団文化の中で学習され,その文化を通じて世代から世代へと伝承されていくとみる立場である。
解説

ラベリング理論とは、社会学者のハワード・ベッカーにより提唱された理論で、逸脱行動に関する理論である。この理論では、逸脱というのは本人の行動ではなく、周囲の環境や人々がレッテルを貼る事によって作られるものだとしている。