事例を読んで,回復期リハビリテーション病棟における復職を|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 76 : 
事例を読んで,回復期リハビリテーション病棟における復職を支援するチームの在り方に関する次の記述のうち,適切なものを2 つ選びなさい。〔事 例〕教職員が120 人いる私立中学校の事務職員をしているJさん(50 歳,男性)は,脳出血で倒れ,現在は,休職して回復期リハビリテーション病棟に入院している。後遺症として,右片麻痺,言語障害があり,理学療法,作業療法,言語聴覚療法やソーシャルワーカーの支援を受けている。この度,職場復帰に向けた方針をチーム内で検討することになった。
1
マルチディシプリナリーモデルを用いて活動する。
2
ソーシャルワーカーは医療行為ができないため,リーダーにならない。
3
復職支援の計画は,Jさんをチームに加えず,専門職だけで決定する。
4
職場での配慮や環境調整のために,Jさんの同意を得て,産業医に必要な情報を提供する。
5
Jさんの復職に関する課題を解決するために,タスク機能とメンテナンス機能を発揮する。
解説

回復期のチームでは実用的な日常活動の実現を目的として関係職種間の情報共有や、家族の参加、専門職種が互いに尊重し合う事が重要とされている。障害の改善について短期間で検討・解決する必要があるため、患者の環境を十分に把握して相談に乗ることで円滑な復帰に繋がる事を期待されるものである。