日本の診療報酬制度に関する次の記述のうち,正しいものを1|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 72 : 
日本の診療報酬制度に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。
1
DPC対象病院の入院医療にかかる費用は,包括医療費支払い制度が適用される。
2
訪問看護にかかる費用は,居宅サービス計画に基づく利用であっても,医療保険から支払われる。
3
在宅医療の往診では,患家の求めにかかわらず医師の判断に基づき行った場合であっても,往診料を請求できる。
4
療養病床の入院基本料は,出来高払い方式によって診療報酬が算定される。
5
退院調整加算を請求できる病院の施設基準の中では,退院に係る調整部門の設置と,理学療法士又は作業療法士の配置が定められている。
解説

包括医療費支払い制度をDPCと呼び、従来は診療行為ごとに点数で医療費が決まる「出来高払い」を行っていたが、DPCでは患者の病気ごとに国が定めた診断群分類に基づく1日あたりの金額からなる包括評価部分と出来高部分を組み合わせて医療費を計算する会計方式で、対象病院で適用できる。一般病床の半分以上が対象病院となっている。