次の記述のうち,社会調査の実施における倫理的配慮の観点か|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 2 : 
次の記述のうち,社会調査の実施における倫理的配慮の観点から,最も適切なものを1つ選びなさい。
1
社会調査の対象者の抽出台帳に,選挙人名簿を利用する際の調査目的には,制約がない。
2
調査への協力が自由意志によるものであることはよく知られていることなので,調査の対象者に説明しなくてもよい。
3
質問紙調査で収集したデータは,信用できる学術機関が管理しているデータアーカイブスであれば,匿名化しないでそのまま提供した方がよい。
4
小学生を対象に調査を実施する際には,調査の目的などを本人が理解できるように丁寧に説明し同意書に署名をしてもらった上であれば,調査を実施してもよい。
5
調査票の回答内容及び対象者に関する情報は,共同研究者間であっても,個別に特定できないように加工し,利用することが望ましい。
解説

5 - ○研究者間での調査データ共有が必要となる場合は、対象者への事前説明の際に同意を得ておく必要がある。データ共有の際には個別に特定できる内容は削除し、外部に漏えいする可能性がある方法は避けるなどの配慮が求められる。