〔事例〕少年K(13歳)は,中学校にもほとんど登校してお|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 59 : 
〔事例〕少年K(13歳)は,中学校にもほとんど登校しておらず,以前からグループリーダーとして万引きや年少者への暴力行為などで何回も通報されていた。今回,夜中に繁華街をグループで徘徊しているところを警察官に補導され,児童相談所に通告された。少年Kの家庭は父子家庭で,父親は病弱なため,ほとんど少年Kの日常的な養育を放棄していた。児童相談所は,家庭での養育環境が不適切であると判断し,児童自立支援施設への入所が適切であると判定した。しかし,父親が少年Kの施設入所に同意しなかった。事例を読んで,次の記述のうち,児童相談所の対応として,適切なものを1つ選びなさい。
1
施設入所について家庭裁判所の承認を求める。
2
警察に少年Kの監視を依頼する。
3
要保護児童対策地域協議会での検討にゆだねる。
4
児童委員に家庭の調査を委嘱する。
5
福祉事務所に対応をゆだねる。
解説

1 - ○ 都道府県から委任を受けた児童相談所長は、保護者による児童虐待の場合などで保護者が施設入所に同意しない場合、施設入所について家庭裁判所の承認を求めることができる。