〔事例〕母子生活支援施設のE母子支援員は,夫からの暴力(|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 35 : 
〔事例〕母子生活支援施設のE母子支援員は,夫からの暴力(DV)の被害を受けていたFさんと子ども(4歳)の支援に当たっている。Fさんの離婚が成立し,仕事も安定して続けられる状況になったため,退所の時期が検討されることになった。ある日,Fさんは退所後の安全や自立への不安をE母子支援員に訴えた。Fさんは,夫に対する恐怖や葛藤から孤独な思いを抱えていたが,これまで言い出せないでいたということであった。E母子支援員は,このFさんの訴えを踏まえ,退所に向けて社会資源利用の支援を行うこととした。事例を読んで,E母子支援員(社会福祉士)の対応として,適切なものを2つ選びなさい。
1
支援計画はフォーマルな社会資源の範囲で作成する。
2
DV被害者の自助グループを紹介して,一緒に見学に行く。
3
配偶者暴力相談支援センターや地域の警察に協力を求める。
4
生い立ちなどできる限り詳しい情報を,子どもが通所する予定の保育所職員に伝えて,生活の見守りを求める。
5
Fさんの職場に状況を伝えて協力を求め,母子生活支援施設からの支援を引き継いでもらうように依頼する。
解説

2 - ○ 自助グループは、同じ悩みや問題を抱えた人が互いの体験を共有し、諸困難に対処することを目的とに自発的なつながりで結びついた集団のことをいう。

3 - ○ 配偶者暴力相談支援センターでは、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護を図るためカウンセリングや一時保護などさまざまな業務を行う。