〔事例〕一人暮らしのKさん(75歳,女性)は,最近,自宅|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 28 : 
〔事例〕一人暮らしのKさん(75歳,女性)は,最近,自宅にこもりがちの様子である。心配した民生委員とKさんの顔見知りである隣人が,地域包括支援センターに相談してきた。J社会福祉士がその二人とともに訪問すると,室内には空になった弁当などはあるものの,食事を作っている様子はなかった。受診やサービス利用を勧めてみたが,Kさんは,「一人で大丈夫だからサービスは必要ない」と言った。事例を読んで,地域包括支援センターのJ社会福祉士の対応に関する次の記述のうち,適切なものを2つ選びなさい。
1
Kさんの意思を尊重し,1か月後に再訪問すると告げて辞去した。
2
状態が変化した場合に備えて,民生委員と協力して見守りを続けるようにした。
3
適切に食事をとれるように,配食サービスの利用手続きをした。
4
隣人とともに会食サービスに行ってみることを提案した。
5
健康状態を確認するために,病院に行くよう強く説得した。
解説

2 - ○Kさんは自宅にこもりがちで、食事量や栄養バランスが十分でないことが予想され、Kさんの状態が変化した場合や急迫した状況に備えて、見守り体制をつくることが適切である。

4 - ○外出できる機会と他者とのかかわり、十分な食事をとる機会となることを意図し、クライエントのペースを尊重した提案として適切といえる。