〔事例〕Eさん(49歳,男性)は,共働きの妻と大学生の子|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 76 : 
〔事例〕Eさん(49歳,男性)は,共働きの妻と大学生の子どもの3人暮らしである。R病院を受診したところ,医師から初期の胃がんの告知を受けて,これから入院・手術の後,抗がん剤治療を開始することになった。外来看護師から医療ソーシャルワーカーに,Eさんの生活上の相談に乗ってほしいとの連絡があり,面接を行った。相談内容は,医療費や生活費の収入面と,休職予定の会社での就労継続についての不安であり,相談の様子は冷静であった。事例を読んで,がん告知を受けた患者と家族への医療ソーシャルワーカーの対応に関する次の記述のうち,この時点で最も適切なものを1つ選びなさい。
1
まずEさんに雇用保険の申請を勧める。
2
Eさんに代わって会社の上司と,今後の仕事の継続について相談する。
3
今後のEさんの援助方針を検討するために,Eさんの許可を得て,主治医に治療の見通しや就労制限について確認する。
4
Eさんは介護保険の対象になるため,要介護認定の申請を勧める。
5
Eさんは生活困窮に陥るおそれがあるため生活保護の申請を勧める。
解説

3 - ○ 今後の援助方針を検討するために、医師の医学的判断を踏まえ、(守秘義務の観点から)Eさんの許可を得て、主治医に見通しや就労への影響等を確認することが重要。