〔事例〕Cさんは重いうつ病を発症し療養に専念するために退|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 68 : 
〔事例〕Cさんは重いうつ病を発症し療養に専念するために退職したが,経済的に困窮したため生活保護を申請した。保護開始後,Cさんは療養を要するものの病状は安定してきた。しかしCさんには,なお就労に対する躊躇があるようである。事例を読んで,自立支援プログラムによる支援の進め方に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
1
Cさんには,できるだけ早期に保護から脱却することを目指す就労支援プログラムへの参加が提案された。
2
Cさんの自立支援プログラムへの参加は,ケースワーカーの判断で決定された。
3
Cさんの自立支援の内容は,共通の統ーした支援目標に基づき作成されることになった。
4
Cさんに対しては,自立支援プログラムに参加することが,生活保護を継続するための必要条件であるとの説明がなされた。
5
Cさんには,ボランテイア活動や試行雇用の機会の提供を視野に入れた自立支援プログラムが提案された。
解説

5 - ○ 一般就労を求める事が難しい被保険者にとって、ボランティア活動試行雇用の機会は、中間的就労の場や社会参加の場としての役割を持つ。ボランティアやトライアル雇用を含めて段階的就労支援を行う必要があるといえ、多様な就労機会の提供は「日常生活自立」や「社会生活自立」を図るうえで有効である。