生活保護法で規定されている被保護者の権利及び義務に関する|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 66 : 
生活保護法で規定されている被保護者の権利及び義務に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
被保護者は,給付される保護金品に対して租税その他の公課を課せられることがない。
2
被保護者が文書による指導・指示に従わない場合は,保護の実施機関は直ちに保護の停止・廃止の処分を行わなくてはならない。
3
収入,支出その他生計の状況について変動があったときは,速やかに被保護者の住所地を担当する民生委員に届け出なければならない。
4
被保護者は,絶対的扶養義務関係にある同居の親族に限り,保護を受ける権利を譲り渡すことができる。
5
被保護者が生活の維持向上に向けて努力を怠っていると認められる場合は,福祉事務所長はその費用の全部又は一部を,その者から徴収することができる。
解説

1 - ○ 生活保護で受け取っている給付は「健康で文化的な生活を送る」ための最低生活基準なので、生活保護法第57条において、「被保険者は、保護金品を標準として租税その他の公課を課せられることがない」と規定されている。これを「公課禁止」という。