生活保護法で規定されている基本原理,原則に関する次の記述|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 64 : 
生活保護法で規定されている基本原理,原則に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
保護は,個人を単位としてその要否及び程度を定めるものとされている。ただしこれによりがたいときは,世帯を単位として定めることができる。
2
生活保護法により保障される最低限度の生活は肉体的な生存を維持する程度とされている。
3
保護の申請は,要保護者,その扶養義務者のほか,要保護者の同居の親族がすることができる。
4
保護は,都道府県知事の定める基準により測定した要保護者の需要を基としその者の金銭又は物品で満たすことのできない不足分を補う程度のものとされている。
5
生活保護法は,最低限度の生活を保障するとともに,社会的包摂を助長することを目的とすると定めている。
解説

3- ○ 申請権者の範囲は生活保護法第7条に、要保護者本人・その扶養義務者、又はその他の同居の親族であると規定される。これは「申請保護の原則」に含まれ、保護は申請に基づいて開始されるべきという意図であるが、要保護者が緊迫した状況にあり、放置すると重大な事態を招くときは保護の実施機関の職権で保護の開始を決定できると定められている。