カウンセリングに関する次の記述のうち,最も適切なものを1|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 12 : 
カウンセリングに関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
1
心理教育的カウンセリングでは,母親に方向性を見定めてもらうために,子どもの見方や対処法に関して専門家としての考え方や意見を伝えることを控える。
2
パーソンセンタード・カウンセリングでは,クライエントの訴えに対してカウンセラーは思いやりを向けると同時に積極的にカウンセラーとしての意見を述べる。
3
認知行動カウンセリングでは,クライエントのゆがんだ自動思考やその原因となっているスキーマを変容させ不適切な行動の改善を図るが,不快な感情は取り扱わない。
4
家族カウンセリングでは,個人が示している症状は家族を含む社会全体がうまく機能していないことを示すサインだととらえ,社会に目を向け社会を変える努力をする。
5
ピアカウンセリングでは,同じ悩みを抱える仲間の中で支援のためのスキルを学んだ人が,当事者に対して問題を自分自身で解決できるよう手助けをする。
解説

5 - ○ ピアカウンセリングでいう ピア とは 仲間 という意味がある。共通する問題をもつ人々が集団となって支えあう場合もあり、依存症に悩むクライエントに対し、依存症を克服した人がカウンセラーという立場から接するのではなく、仲間の立場でかかわり、問題を克服するアイディアを出し、支え、最終的にはクライエントの自立的な問題克服を目指す。