発達に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 11 : 
発達に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
身体的発達は,首→胸→腰→脚→足首→足指という頭部から尾部への方向性と,肩→腕→手首→指先という中軸部から末梢部への方向性をとる。
2
個体発生は,それぞれの生物種が成立し絶滅するまでの形態的変化,系統発生は,受精卵が成体に達し,更に死に至るまでの形態的変化をいう。
3
言語発達は,喃語,模倣語の言語形成準備期から,言語体系の基礎形成期,言語による抽象的思考が可能となる時期を経て,言語をイメージする力の獲得へと展開する。
4
発達心理学では,時間的経過による発達的変化についての一般的な特徴や法則性を明らかにすることから,出生後から心身の成熟する成人期までを対象範囲としている。
5
新生児は,親和欲求に基づく漠然とした生理的興奮を示すが,やがてこの興奮状態から,情緒の原初形態である快・不快の感情が芽生えてくる。
解説

1 - ○ 乳児の運動発達は、生後約1ヶ月で首の発達により顎を上げ、生後5ヶ月で指の発達により大人に支えられて物をつかもうとし、生後10ヶ月で肩の発達により這い這いをし、生後約14ヶ月で足の発達により一人立ちをする。このように相互に対応している運動発達と身体的発達は、頭部から尾部への方向性と中軸部から末梢部への方向性をもって身体は発達していく。