健康に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 3 : 
健康に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
健康寿命とは,介護を受けたり病気で寝たきりになったりせずに自立して生活できる期間をいう。
2
WHO憲章では,「健康とは,身体的,精神的,社会的,そしてスピリチュアルに完全に良好な状態をいう」と定義された。
3
集団の健康を図る指標に罹患率は用いられない。
4
プライマリ・ヘルスケアの理念は,一次医療(プライマリケア)による治療で健康を改善すべきという考えである。
5
「健康日本21」(第二次)の基本的な方針は,活力ある社会の実現のために高齢者の死亡率を減少させることである。
解説

1 - ○ 厚生労働省での健康寿命の定義は、「日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間」のこと。平均寿命から介護(自立した生活ができない)を引いた数が健康寿命になり、日本の健康寿命は、2015年(平成25)の時点において男性で約 71.2歳、女性で約 74.2歳である。平均寿命と健康寿命の差は、男性では約9.1年、女性では12.7年あり、健康寿命を延ばし、その差を短縮することが健康日本21(第二次)の基本的な考えで記されている。