〔事例〕軽度の知的障害と自閉症によるこだわりを併せもつL|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 63 : 
〔事例〕軽度の知的障害と自閉症によるこだわりを併せもつLさん(28歳,男性)は,学校卒業後,食品製造業S社に10年近く勤務している。最近,担当職場が変わってから落ち着きを欠き,無断欠勤等が続いている。Lさんは登録している障害者就業・生活支援センターに相談に来た。事例を読んで,障害者就業・生活支援センターの支援担当者による初期の対応として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1
S社に対して,Lさんが安定して仕事ができるよう,配置転換を依頼する。
2
Lさんに対して,職場は異動が不可避なので,新しい作業に早ぐ慣れるよう説得する。
3
Lさんの意向を確認した上で,新しい職場の上司や同僚に,Lさんの特性や対応の仕方について理解を求め,職場環境の調整を行う。
4
Lさんの家族に職場の状況を伝え,家族からもLさんの定着を促すように依頼する。
5
Lさんと公共職業安定所(ハローワーク)に出向き,次の就職先の紹介を依頼する。
解説

3 - ○ まずはLさんの意向を確認することが初期の対応としては大切で、担当職場が変わったことによる上司の指示の出し方や同僚の対応などの変化に注目し、Lさんが新しい職場環境に適応できるように効果的な指示の出し方や接し方について上司や同僚に伝えるなど、環境調整に着手することが適切な対応である。