地域活動支援センターのJ社会福祉士は,地域で暮らす障害者|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 30 : 
地域活動支援センターのJ社会福祉士は,地域で暮らす障害者の自助グループを支援している。東日本大震災が起きて以来,災害時の不安を感じていた自助グループのメンバーは,災害時の障害者の生活について学習会を開くことになった。J社会福祉士は震災時に支援活動をしていた障害者団体を紹介した。メンバーはその代表を招き,このテーマで学習会を開催することとした。その席でメンバーの「自分たちは災害弱者かも知れないが,自分たちにもできることがあるはずだ」との発言から,学習会では継続してこのテーマについて意見交換をしていくことにした。J社会福祉士は議論の進展に合わせて,自治会長や民生委員児童委員協議会会長などとの懇談を提案し,グループのメンバーと地域の関係が育まれていった。次のうち,J社会福祉士が果たしたソーシャルワークの機能として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1
代弁的機能
2
教育的機能
3
媒介的機能
4
治療的機能
5
保護的機能
解説

3 - ○ J社会福祉士は、グループメンバーのニーズに沿い障害者団体や自治会長、民生委員児童委員協議会会長などを紹介し、学習会や懇談につなげていることからも、媒介的機能を果たしているといえる。「媒介的機能」は、利用者のニーズとそれを充足できる社会資源やさまざまな専門職事業者等を紹介し、連携を図り包括的に支援をしていく役割のことである。