〔事例〕地域包括支援センターのD社会福祉士のところに市役|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 27 : 
〔事例〕地域包括支援センターのD社会福祉士のところに市役所高齢福祉課職員から対応を依頼する電話がかかってきた。今日,Eさん宅(夫86歳,妻83歳)でボヤがあり,それに気づいた隣人の通報で消防車が来て大事には至らなかったが,以前からEさん宅では鍋を焦がすなど火の不始末が何度か起こっている。周辺の住民や関係者が心配してEさん夫妻に声をかけても,夫妻は聞く耳をもたず,ついに今日のボヤ騒ぎの後,住民から苦情が出て,以前からかかわってきたF民生委員が心配して市役所に電話してきたのだという。事例を読んで,D社会福祉士の対応に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
1
緊急事態なので,Eさんに電話して相談のため市役所に行くよう促す。
2
Eさん宅を訪問して,まず住民の苦情を伝え,火の不始末について注意する。
3
重大な案件なので,関係機関との会議をもつことにして日程調整を行う。
4
F民生委員に連絡して,訪問に同行してもらいEさん夫妻の話を聴く。
5
安全確保のために,Eさん夫妻が安心して暮らせる住まいを探す。
解説

4 - ○ 以前から関係のある民生委員と同行してEさん夫婦に直接出向いて支援を行うことが望ましい。そのことによりE さん夫婦が面接を受け入れることを期待でき、話を傾聴し、夫婦の状況理解や問題・課題の把握につながり、その後の対応も検討できる。