〔事例〕U市基幹相談支援センターのE相談支援専門員は,U|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 17 : 
〔事例〕U市基幹相談支援センターのE相談支援専門員は,U市地域福祉課担当者からの連絡で,Fさん(30歳,男性)に対する相談支援の依頼を受けた。自宅を訪問して,Fさんが父親との関係に困って地域福祉課に連絡したこと,10年前の交通事故によって身体障害があり,電動車いすで近所には行けること,父親と二人暮らしで食事や掃除は近所の親戚に手伝ってもらっていること,毎日パチンコ店に行って父親と口論になることなどを聴いた。事例を読んで,E相談支援専門員(社会福祉士)によるFさんの支援に関する次の記述のうち,課題中心アプローチに基づく支援として,適切なものを2つ選びなさい。
1
父親とどんなときに口論になるかについて具体的に尋ねる。
2
昼間の居場所として作業所に通うことを勧める。
3
困っている問題の優先順位について尋ねる。
4
ヘルパー利用を促すために居宅介護事業所を紹介する。
5
奇跡が起こったらどのような人生を送りたいかと解決像を尋ねる。
解説

1 - ○ 選択肢は、課題中心アプローチの「問題の明確化」に相当すると考えられ、クライエント自身の認識や自助努力による問題解決の可能性を基盤とし、here and nowに焦点があてられた具体課題を選択することとなる。