行政行為の効力の原則に関する次の記述のうち,正しいものを|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 79 : 
行政行為の効力の原則に関する次の記述のうち,正しいものを2つ選びなさい。
1
国民健康保険料(税)滞納処分に対する行政不服申立て又は行政訴訟が提起されると,行政行為の自力執行力は停止する。
2
違法な行政行為も職権取消,争訟取消があるまでは有効なものとして取り扱われる。
3
不服申立期間・出訴期間を過ぎた行政行為は,もはやその効果を争うことができなくなる。
4
行政行為に関する職権取消及び争訟取消は,いずれも一定の期間が過ぎると取消しができなくなる。
5
重大かつ明白な瑕疵のある行政行為であっても,公定力や不可争力はある。
解説

2 - 〇 これは公定力の説明になり、公定力が働くため、 行政行為がたとえ違法であったとしても行政庁による職権取り消しもしくは裁判所による争訟取り消しがあるまでは有効として取扱われる。

3 - 〇 これは不可争力の説明で、不可争力が働くため公定力がある程度固定した状態になればそれが結果的に有効となり, その後それについて争う事はもはや出来なくなる。