障害者福祉制度の発展過程に関する次の記述のうち,正しいも|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 56 : 
障害者福祉制度の発展過程に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
1997(平成9)年から2000(平成12)年にかけて社会福祉基礎構造改革が行われ,障害種別ごとに分かれていた制度が一元化された。
2
2003(平成15)年には,支援費制度が施行され,身体障害者,知的障害者,精神障害者,障害児について,従来の措置制度に代わり利用契約制度が導入された。
3
2005(平成17)年に制定された障害者自立支援法では,市町村の支給決定の手続きにおいて,市町村審査会が行う障害程度区分に関する審査及び判定の結果に基づき,障害程度区分の認定が行われるようになった。
4
「障害者の権利に関する条約」の批准に向けた国内法の整備に向けて,2009(平成21)年に「障がい者制度改革推進会議」が厚生労働省に設置された。
5
2011(平成23)年に改正された障害者基本法において,「障害を理由として,差別することその他の権利利益を侵害する行為をしてはならない」とする障害者差別禁止が規定された。
解説

3 - 〇 選択肢の通り。なお、2014年(平成26)4月から、「障害程度区分」は、必ずしも障害の重さ=支援の必要性ではないため、障害の多様な特性やその他の心身の状態に応じて必要と去れる標準的な支援の度合いを総合的に示す「障害支援区分」に改められた。