医療保険制度に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選び|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 50 : 
医療保険制度に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
我が国初の社会保険立法である健康保険法は,1911(明治44)年に制定された。
2
1938(昭和13)年には,強制加入を求める国民健康保険法が制定された。
3
「福祉元年」と呼ばれた1973(昭和48)年から,老人保健制度が実施された。
4
1984(昭和59)年の健康保険法等の改正で,退職者医療制度が創設された。
5
2004(平成16)年の医療制度改革で,高齢者医療制度が創設された。
解説

4 - 〇 選択肢の通り。健康保険の被保険者は退職すると原則、国民健康保険の被保険者になるため、定年後の高齢者が多く加入することで国民健康保険が負担する医療費は拡大し、財政を圧迫することとなる。退職者医療制度は、このような医療保険制度の格差を是正し、財政負担を軽減するために、退職した高齢退職者(被保険者本人)とその被扶養者の医療費を、本人の保険料、及び現役時に加入していた健康保険の保険者(健康保険組合・協会けんぽなど)からの拠出金から担う制度である。