地域のケアシステムに関する次の記述のうち,正しいものを1|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 41 : 
地域のケアシステムに関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
2000(平成12)年に改正された社会福祉法第4条において,市町村が地域福祉の推進に努めなければならない,と規定された。
2
日常生活自立支援事業において,基幹的社会福祉協議会の常勤職員である専門員は,利用者への定期的な訪問等の直接的な支援の業務を行っている。
3
高齢者介護研究会によりまとめられた「2015年の高齢者介護」では,地域包括ケアが有効に機能するためには,関係者の連絡調整,サービスのコーデイネートの役割を担う機関が必要であり,地域包括支援センタ一等の強化を求めていた。
4
地域包括支援センターは地域のケアシステムの中核を担うことから,介護保険法上の規定とともに,社会福祉法の第二種社会福祉事業として規定されている。
5
地域包括ケアシステムの推進について,2011(平成23)年の介護保険法改正において,国及び地方公共団体が保険給付にかかわる施策及び予防,生活支援の施策の推進と,医療,居住の施策との連携を含め,包括的推進に努める規定が置かれた。
解説

5 - 〇 2011年(平成23)介護保険法の改正で、同法第5条3項として「国及び地方公共団体は被保険者が可能な限り、住み慣れた地域でその能力に応じた日常生活を営むことが出来るよう、保険給付に係る保険医療サービス及び福祉サービスに関する施策、要介護状態となることの予防または要介護状態などの軽減若しくは悪化防止の為の施設、並びに地域における自立した日常生活の支援のための施策を、医療及び住宅に関する施策と有機的な連携を図りつつ包括的に推進するよう努めなければならない」という規定が追加された。