福祉サービスの利用に関する次の記述のうち,正しいものを1|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 29 : 
福祉サービスの利用に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
福祉サービス利用過程における情報の非対称性とは,サービスの提供者と利用者の間で,提供された福祉サービスの質や効果に関する評価が正反対になる傾向があることを指す。
2
福祉サービスの第三者評価制度に関する厚生労働省の指針では,第三者評価と併せてサービス利用者に対するアンケート調査を実施することは,個人情報保護の観点、から禁止されている。
3
社会福祉法では,利用者保護の観点から,福祉サービスについて広告可能な事項を列記し,その他の事項についての広告を禁止している。
4
1997(平成9)年の児童福祉法改正により,保育サービスの利用方式は,措置方式から,利用者と事業者(保育所)との契約方式に変わった。
5
社会福祉法は,社会福祉事業の経営者が,常に,その提供する福祉サービスについて,利用者等からの苦情の適切な解決に努めるべきことを定めている。
解説

5 - 〇 社会福祉法第82条において「社会福祉事業の経営者は、常にその提供する福祉サービスについて、利用者等からの苦情の適切な解決に努めなければならない」とされる。また、福祉サービスに関する苦情については、「運営適正化委員会」が都道府県社会福祉協会におかれ、苦情申出人に対し相談・助言を行い、調査をし、解決のあっせんをおこなうことができるとされている。運営適正化委員会は、苦情にかかる福祉サービスの利用者に対し不当な処遇が行われていると判断される場合は、都道府県知事に対し、速やかに通知しなければならない。