思春期・青年期の発達に関する次の記述のうち,正しいものを|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 11 : 
思春期・青年期の発達に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
周囲の大人や権威に対して拒否的で反抗的な態度を顕著に示す第二反抗期は,ギャング・エイジと呼ばれる。
2
思春期の発現は性的成熟によって特徴づけられるもので,その発達の速度における個人差は極めて小さいと考えられる。
3
他の人のためになるよう意図された自発的な行動は向社会的行動と呼ばれ,利己的な理由から人を助ける行動も含まれる。
4
性同一性とは,男女の生物学的性を一つの社会的地位と考えた場合,その地位に付随する性格特性,態度や行動様式をいう。
5
共同注意とは,他者との友情や愛情,あるいは異性との性的な親密さや愛をはぐくむことである。
解説

3 - 〇  向社会的行動とは、お礼などの外的報酬や社会的承認への要求などから生じる行動も含み、相手に利益をもたらすような自発的な行動全般を指す。相手の利益のためという思いからの行動ではなく、社会的承認欲求から生じる行動も含まれる。また、相手の役に立ちたいという純粋な気持ちから起こる行動、外的報酬を期待せず、他者の身体的 ・心理的幸福を配慮し、 ある程度の出費を覚悟して、本人の意思から他者を助け、積極的な態度を示すことを愛他的行動と呼ばれる。