社会福祉士
Q 10 :
集団の社会心理に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさし。
ホーソン効果とは,集団作業において,物理的環境条件が悪化すると生産効率が低下することをいう。
リーダーシップのPM理論によれば,集団内の人間関係の維持機能が優先されて,業務目標の達成への働きかけの弱いリーダーシップ型は,Pm型に分類される。
同調とは,社会的行動のなかで,一人で作業するよりも他の人と一緒に作業しているとき,作業効率が向上することをいう。
集団規範とは,集団を一つにまとめる作用をするカのことであり,対人魅力と社会的魅力に分けられる。
社会的手抜きとは,集団で課題に取り組み,それぞれの人がどのくらい努力したかが目立たない状況だと一人当たりの遂行量や努力が低下する現象をいう。
解説
5 - 〇 集団で共同作業に取り組むと、一人当たりの遂行量や努力が人数の増加に伴って低下する現象が生じる。 これを「社会的手抜き」という。これは「自分ひとりくらい手を抜いても大丈夫だろう」と考え、つい手を抜いてしまう、個人の努力が目立たない環境において起こりやすい。