心理的効果に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びな|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 9 : 
心理的効果に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
ピグマリオン効果とは,自分が相手に対しである期待を持つと,自分自身が意識しないうちに当該期待に沿った行動を,自らがとってしまうという行動傾向をいう。
2
スリーパー効果とは,信憑性の高い送り手による説得は説得直後にはあまり効果がなく,一定時間経過後の方が効果的な場合があるという行動傾向をいう。
3
ハロー効果とは,対象者がある側面で望ましい特徴をもっていると,その評価を対象者の全体的評価にまで広げてしまうことに不安感を抱く行動傾向をいう。
4
アナウンスメント効果とは,衆人の前で自分が表明したことに拘束され,自分の行動が縛られてしまうことをいう。
5
ブーメラン効果とは,好ましく思っていない相手が自分と同じ意見を主張したときに,相手を仲間のように思い親しげに振舞うようになることをいう。
解説

1 - 〇 ローゼンタールらが、アメリカで行った実験が有名であるが、例でいうと、教師がクラスの生徒に成績が伸びるという期待を込めて接していると、教師も必要以上に一生懸命に教えていたり、期待を込められた生徒側も教師の期待に沿おうと無意識に行動し、意欲が引き出されて成績が向上する。というような現象が起こることをピグマリオン効果という。