保護観察の実施方法である指導監督と補導援護のうち,指導監|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 64 : 
保護観察の実施方法である指導監督と補導援護のうち,指導監督の記述として正しいものを1つ選びなさい。
1
特定の犯罪的傾向を改善するための専門的処遇を実施すること。
2
就業中に事故に遭遇し傷害を負った者が医療及び療養を受けることを助けること。
3
家族との争いの絶えない保護観察対象者の生活環境を改善し,及び調整すること。
4
社会から逃避しがちな対象者を社会生活に適応させるために必要な生活指導を行うこと。
5
保護観察対象者が適切な宿泊場所を得ること,及び当該宿泊場所に帰住することを助けること。
解説

1 - ○ 更生保護法に規定されている、特定の犯罪的傾向を改善プログラムするための専門的処置には、性犯罪者処遇プログラム、暴力防止プログラム及び飲酒運転防止プログラムの4種類があり、保護観察官が心理学などの専門知識に基づき実施している。刑事施設において、性犯罪防止指導者・アルコール依存回復プログラムまたは薬物依存回復プログラムを受講した仮釈放者については、それぞれ刑事施設から実施結果を引き継ぎ、一貫性のある指導を行っている。(第57条1項第3号)