2012(平成24)年4月からの介護報酬改定に関する次の|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 47 : 
2012(平成24)年4月からの介護報酬改定に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
介護報酬の改定は3年ごとに行われ,2009(平成21)年4月からの改定では制度開始後初めての3%プラス改定であったが,2012(平成24)年4月からの改定では再び1,2%のマイナス改定となった。
2
サービス付き高齢者向け住宅等と同ーの建物に所在する訪問介護事業所が,その集合住宅に居住する一定数以上の高齢者にサービスを提供する場合には,介護報酬は算定できないこととされた。
3
介護報酬は「単位」で表され,1単位=10円が原則であるが,人件費の地域差を調整するために,各サービスの種類ごとによる人件費割合と,特甲地,甲地,乙地等全国を5つの地区に分けて,1単位当たり単価が上乗せされている。
4
介護職員の処遇改善を継続して行うため,税を財源とする処遇改善交付金が恒久化された。
5
これまでは認められてこなかった介護職員による痰の吸引等の実施を評価することとし訪問介護における特定事業所加算及び介護老人福祉施設における日常生活継続支援加算の算定要件に,痰の吸引等が必要な者が一定の割合いることが追加された。
解説

5 - 〇 医療行為とみなされ、認められていなかった介護職員における痰の吸引が、2012年4月1日より、一定条件のもとに実施できることとされた。同年4月の介護報酬改定では、これにより訪問介護における特定事業所加算及び介護老人福祉施設における日常生活継続支援加算の算定要件に、痰の吸引などが必要な者が一定の割合でいることが追加された。