V市社会福祉協議会では,要介護高齢者の在宅での介護を行う|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 33 : 
V市社会福祉協議会では,要介護高齢者の在宅での介護を行う主たる家族介護者を対象としたグループワークを実施している。グループに参加した主婦のHさん(55歳)は,介護に協力的でない夫への不満や,自らが介護している義母との関係にストレスを抱えていた。しかし自分のことを他人に話すのは恥ずかしいという気持ちや、こんなことで悩んでいるのは自分だけだという思いもあって,黙っていることが多かった。しかし他のメンバーが自分と同様の悩みや協力してくれない家族の愚痴などを話すのを聞いているうちに,自分自身の状況に対して違った見方でとらえることができ自分の気持ちや状況について,自ら表現して話をすることができるようになった。次のうち,Hさんの変化に見られるようなグループ活動の効果を表すものとして,正しいものを2つ選びなさい。
1
波長合わせ
2
観察効果
3
集団思考
4
感情転移
5
普遍化
解説

5 - 〇 普遍化とは、自分ではない他の他人も自分と同様の体験をしていたり、悩みや問題を抱えていることを知ることで、気持ちが楽になることをいう。