ソーシャルワークのアメリカにおける専門職化に関する次の記|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 9 : 
ソーシャルワークのアメリカにおける専門職化に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
全米慈善矯正会議(1897年)において,リッチモンド(Richmond,M,)は応用博愛学校の必要性を提唱し,慈善活動の効果的な実践のための夏期養成講座が開設された。
2
アダムス(Addams,J,)はシカゴにハル・ハウスを開設(1889年)し,「慈善でもなく,友情でもなく,専門的サービスを」の標語を掲げてセツルメント活動を展開した。
3
全米慈善矯正会議(1915年)において,フレックスナー(Flexner,A,)は,ソーシャルワークには科学的効果が認められないとし「ケースワークは死んだ」と論じた。
4
全米慈善組織協会は全米ソーシャルワーカー協会に名称変更(1917年)し,慈善から精神分析理論に基づく友愛訪問活動の組織化を推進した。
5
ミルフォード会議(1923年)では,「ジェネラリスト・ソーシャルワークとは何か」をテーマに,システム論的視座から方法論の統合化の必要性が議論された。
解説

1 - 〇 リッチモンドは1897年にトロントにおける全米慈善矯正会議で訓練学校の必要性を発表し、これがきっかけで1898年にニューヨーク慈善組合協会が「応用博愛夏期学校」を開設した。