調査手法としての観察法に関する次の記述のうち,適切なもの|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 7 : 
調査手法としての観察法に関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。
1
観察法は質的データを収集するための方法であり,量的データの収集においては用いられない。
2
統制的観察と非統制的観察の違いは,研究者が部外者として観察を行うか否かである。
3
フィールドワーカーの調査者としての立場は,「完全な参加者」から「完全な観察者」まで4段階があるが,よりよいデータ収集のためには「完全な観察者」の役割を目指すのが望ましい。
4
フィールドワークにおいて,観察されたことのメモをとる場合には,周囲の状況にかかわらず,観察を行ったその場で速やかにとることが望ましい。
5
参与観察において,その集団生活に慣れ,調査対象に同化し過ぎることは望ましくない。
解説

5 - 〇 参考観察において調査者は、調査対象である社会や集団に加わり、同化していくことによって、内部の視点を得ることが必要となるがそこで得られた理解を科学的に検討可能なものにするには、部外者として外からの視点で事象を捉える事が望ましい。部外者としての視点を見失い、調査対象に同化し過ぎることをゴーイング・ネイティブという。