貧困と格差に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びな|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 1 : 
貧困と格差に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
一人当たり可処分所得を低い順に並べ,中央値の半分に満たない人の割合を相対的貧困率という。
2
ジニ係数は,その数値が小さくなるほど,所得分布が不平等であることを表す。
3
タウンゼント(Townsend,P,)は,栄養学の観点から科学的,客観的に貧困を定義する絶対的貧困の概念を主張した。
4
貧困の再発見とは,貧困線付近の低所得世帯より公的扶助世帯の方で可処分所得が上回ってしまい,いつまでも公的扶助から抜け出せないことをいう。
5
生活保護世帯の子どもが成長し,再び生活保護世帯になるという貧困の連鎖については,日本では確認されていない。
解説

1 - ○相対性貧困率とは、ある国や地域の大多数の人々よりも貧しい相対的貧困者の全人口に占める比率である。「国民生活基礎調査」によれば、わが国の2012年の貧困線(等価可処分所得の中央値の半分)は122万円となっており、相対的貧困率は16.1%となっている。