生活保護法における扶養義務者に関する次の記述のうち,正し|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 24 : 
生活保護法における扶養義務者に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
近年の法改正により,保護の開始の決定をしようとするときは,一定の扶養義務者に対する書面による通知を行う仕組みが導入された。
2
保護の実施機関は,家庭裁判所の審判を経ずに,直系血族及び兄弟姉妹以外の者に扶養義務を負わせることができる。
3
保護は,要保護者,その扶養義務者又はその他の親族の申請に基づいて開始される。
4
夫婦間と子の老親に対する関係は,生活保護法の規定に基づき,その他の範囲に比べて強い扶養義務が課せられている。
5
被保護者に対して扶養義務者が扶養の義務を履行しないとき,国は,その費用の全部又は一部を,その扶養義務者から徴収することができる。
解説

生活保護法第24条の申請による保護の開始及び変更にて、保護の実施機関は、知れたる扶養義務者が民法 の規定による扶養義務を履行していないと認められる場合において、保護の開始の決定をしようとするときは、厚生労働省令で定めるところにより、あらかじめ、当該扶養義務者に対して書面をもつて厚生労働省令で定める事項を通知しなければならない、とある。