「社会保障・税一体改革」の内容に関する次の記述のうち,適|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 10 : 
「社会保障・税一体改革」の内容に関する次の記述のうち,適切なものを2つ選びなさい。
1
生活保護費の国庫負担率を,4分の3から2分の1に変更するという内容が含まれている。
2
介護保険制度の財政基盤を強化するために,保険者を市町村から都道府県に移行させるという内容が含まれている。
3
安定財源を確保することにより,基礎年金の国庫負担2分の1を恒久化するという内容が含まれている。
4
消費税率の引上げによって得られた財源は,社会保障のほか,教育及び防災関係の政策に充てられることになっている。
5
子ども・子育て支援を含めて,「全世代対応型」の社会保障制度の構築を目指している。
解説

3 - ○ 基礎年金国庫負担2分の1の恒久化について、2012年(平成24)8月10日に公的年金制度の財政基盤及び最低保証機能の強化等のための国民年金法等の一部を改正する法律(年金機能強化法)が成立し、平成26年度から順次施行されている。年金機能強化法では、その他に年金の受給資格年数を25年から10年に短縮や、短時間労働者への厚生年金・健康保険の適応拡大などが追加された。

5 - ○ 消費税(国税分)は、これまで基礎年金、老人医療、介護の「高齢者3経費」に充てられていたが、年金、医療、介護、子育て(子育て分野では、子供・子育て支援の強化が強調されている)を対象とする 「社会保障4経費」 として 「全世代対応型」 の社会保障制度を目指している。