地域福祉における社会資源に関する次の記述のうち,正しいも|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 29 : 
地域福祉における社会資源に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
地域福祉における社会資源とは,地域住民のニーズを充足するために用いられるものをいうことから,サービスを利用する住民は含まれない。
2
共同募金は地域福祉活動を推進するための財源でもあり,社会資源のーつといえるが,配分を受けた事業に伴う職員の人件費に充てることは認められていない。
3
権利擁護を推進していくための社会資源として市民後見人の養成が重要な課題となっているが,市民後見人は保佐人及び補助人になることが適切であるとされている。
4
インフォーマルな社会資源である住民の活動について,単にニーズ充足のために専門職が活用するという姿勢は,住民の主体性を損なう可能性がある。
5
社会資源を開発する手法のーつとしてのソーシャル・アクションにかかわるのは,専ら社会福祉士などの専門職であるとされている。
解説

4 - 〇 選択肢の通り。例えば、日常生活における隣近所のあいさつや声かけ、おすそ分けなどの助け合いの活動に専門職が介入したり、孤独死防止の為の安否確認システムとして協力を促すことによって、それまでは普通にできていた行動に対して負担感や義務感が生じ、住民の主体性が損なわれ活動の硬直化や停滞になっていくことがある。