〔事例〕日常生活自立支援事業のC専門員のところに民生委員|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 27 : 
〔事例〕日常生活自立支援事業のC専門員のところに民生委員のDさんより,70歳代の一人暮らしのEさん(女性)の生活についての相談があった。Dさんによれば,Eさん宅の隣のFさんはふるくからの友人で,外出が困難になったEさんの買物を手伝っているが,Eさんのお金で自分の買物もしているらしいとのことである。事例を読んで,社会福祉協議会の日常生活自立支援事業のC専門員の取組に関する次の記述のうち,より適切なものを2つ選びなさい。
1
日常生活自立支援事業の利用の必要があると考えられるので,民生委員のDさんにEさん本人が相談に来るべきであることを伝える。
2
近隣住民間の問題であり,しかもふるくからの友人関係であることから,Dさんに2人のことをもう少し信頼しでもよいのではないかと助言する。
3
Eさんは外出が困難なので,介護保険制度の利用も考えられるため,制度利用も視野に入れて,介護保険制度の案内を持って訪問してみることにする。
4
Dさんの話の信憑性はとても高いと判断して,直ちにFさん宅を訪問し,その行為が金銭搾取にあたる可能性があるのでやめるよう指導する。
5
Eさんの生活状況を把握するためEさん宅を訪問し,Fさんとはどのような関係なのかということも含めて,アセスメントをていねいにしてみることにする。
解説

3 - 〇 外出困難なEさんの自宅を訪問することによって、Eさんがリラックスした環境で話ができ、Eさんに対する配慮ともなる。また、普段の暮らしぶりや困りごとも把握することが可能となる。

5 - 〇 Eさんの生活状況を把握するため、Eさん宅を訪問し、Fさんとの現在の関係も含めて、丁寧にアセスメントをしてみることは、今後のEさんの支援を考えるうえで望ましい対応といえる。