地域福祉にかかわる諸外国の動向や学説に関する次の記述のう|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 11 : 
地域福祉にかかわる諸外国の動向や学説に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
ロス(Ros,M,)によればコミュニテイ・オーガニゼーションとは,地域社会を構成するグループ間の協力と協働の関係を調整・促進することで地域社会の問題を解決していく過程であるとされている。
2
ヨーロッパにおける若者の労働問題に端を発したノーマライゼーションの思想は,失業や貧困を社会から排除される原因ととらえ,その解消を目指すものである。
3
イギリスのNHS及びコミュニティケア法では,地方自治体が必要なサービスを多様な供給主体から購入して,継ぎ目のないサービスを提供することを目標としていた。
4
地域全体の共助の仕組みやリーダーシップの醸成を促しても福祉ニーズの充足には至らないため,地域において福祉サービスの充実を図るコミュニティ・ビルディングというアプローチが注目されている。
5
グラノヴェッター(Granoveter,M,)は,人間関係のネットワークの分析を通じて,親密さや情緒的なつながりがある「強い紐帯」の方が,「弱い紐帯」よりもネットワーク聞の橋渡しには有効であることを示した。
解説

3 - ○ NHS及びコミュニティケア法(国民保険サービス及びコミュニティケア法)では、地方自治体の役割を直接的なサービス提供者としてではなく、必要なサービスを様ざまな提供者から購入し整備する主要なものへの役割転換を提起した。