ロールズ(Rawls, J.)が論じた「正義」に関する次|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 51 : 
ロールズ(Rawls, J.)が論じた「正義」に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1
成員の快楽の総和を最大化する社会が、最も望ましいと論じた。
2
社会で最も不遇な人の最大の便益となるように、資源配分の是正が行われるべきであると論じた。
3
諸個人に対する平等な基本的自由の実現が不可能であることを前提に、正義を論じた。
4
「無知のヴェール」に包まれた個人を想定した議論では、功利主義的な社会が構想されることになると論じた。
5
「さまざまな生き方」を選べる基本的なケイパビリティを平等に配分することが、正義であると論じた。
解説

1 - × ロールズが論じた正義ではない。

2 - ○ この選択肢は適切です。

3 - × 平等な基本的自由をもつべきという考え。

4 - × 功利主義的な社会ではなく、現実に自分の立場や位置について知らない状態をあらわしている。

5 - × ケイパビリティについて論じたのはアマルティア・セン。