セン(Sen, A.)が提唱した「潜在能力(capabi|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 41 : 
セン(Sen, A.)が提唱した「潜在能力(capabilities)」に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
潜在能力とは,個人の遺伝的素質のことをいう。
2
各人の資源の保有量が同じであれば,潜在能力は等しくなる。
3
困窮した生活を強いられていてもその人がその境遇に納得しているかどうかという心理的尺度が,最終的な潜在能力の評価の基準となる。
4
豊かな社会の中で貧しいことは,潜在能力の障害となる。
5
「恥をかかずに人前に出ることができる」といった社会的達成は,潜在能力の機能に含まれない。
解説

ティア・センが1980年代に潜在能力アプローチを提唱し、その中で貧困とは厚生では計り切れない問題であり、同じ財が目の前にあっても生活環境や条件で、現実に脱貧困のために許される行動は人によって違いがあるとしている。