福祉政策に関する考え方や概念に関する次の記述のうち,正し|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 27 : 
福祉政策に関する考え方や概念に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
政府による規制を,経済的規制と社会的規制に分けると,雇用・労働に関する規制は経済的規制,福祉サービスに関する規制は社会的規制に分類される。
2
社会福祉基礎構造改革の基本理念の一つである社会福祉における公私分離の原則に基づいて,2000(平成12)年に成立した社会福祉法(社会福祉事業法の改正)に,民間社会福祉事業の自主性の尊重に関する規定が新たに盛り込まれた。
3
福祉制度の捕捉率(テイクアップレート)とは,その制度の利用資格をもつ人々のうち実際にその制度を利用している人々の割合である。
4
フェルト・ニーズ(感得されたニーズ)とは,専門家が感じ取ってはいるが,社会調査等の客観的方法でその存在を証明できていないニードを指す。
5
措置制度のもとでは,福祉サービスの利用者と措置権者の間での契約に基づいてサービスが提供される。
解説

3 - 〇 生活保護制度における捕捉率とは、生活保護基準以下で生活している者のうち、実際に生活保護を受給してる世帯数の割合の事を示す指標である。日本の生活保護の捕捉率は20%程度で推移しており、生活保護基準以下の低所得者で生活補を受給いしていない世帯が80%程度いることを意味している。