社会的行為やその働きに関する次の記述のうち,正しいものを|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 19 : 
社会的行為やその働きに関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
ヴェーバー(Weber,M,)は,行為を行為者にとっての主観的意味から4つの類型に分け,そのなかで目的合理的行為や価値合理的行為に着目して近代の合理性を論じた。
2
ミード(Mead,G,)は,自我のなかでIとmeが行う対話に着目し,その過程で社会性を有する動的な自我が成立してくるとして,鏡に映った自我という考え方を論じた。
3
マルクス(Marx,K,)は,労働を重視しつつも,それが生む剰余価値は私有財産制のもとでは生産手段を有する資本家の正当な取り分であるという考え方を提示した。
4
ゴッフマン(Goffman,E,)は,人々の徴細な自己呈示の背後にもドラマのような社会の台本があり,その台本に縛られる人間像をホモ・ソシオロジクスとして論じた。
5
パーソンズ(Parsons,T,)は,潜在的機能や逆機能に着目しつつ,合理性と共通価値に基づく目的ー手段関係を追求するコミュニケーション行為の理論を論じた。
解説

1 - 〇 他者の存在とのかかわりでなされる社会的行為を、ウェーバーは大別して目的合理的行為と価値合理的行為、感情的行為と伝統的行為の4つの類型を提案している。前の二者が合理性の行為類型であり、後の二者が非合理の行為類型である。