1970年代以降の都市のあり方に関する次の記述のうち,正|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 17 : 
1970年代以降の都市のあり方に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
先進国の都市では人口や雇用の減少,財政の危機などによって都市の衰退が問題となり,それまでの都市化現象から過剰都市化現象への移行が注目されている。
2
資本や情報の国際的移動を結節するグローバル都市では,そのグローバルな活動を担う管理職・専門職が増加し低賃金移民労働者が減少する。
3
持続可能な社会を目指す視点から都市のあり方が問い直されており,都市形態の側面からは,中心市街地の活性化を図るコンパクトシティが提起されている。
4
脱工業化社会の到来を契機に登場してきたテクノポリス構想では,都市の発展は固有の文化や住民の創造性によってもたらされると説いている。
5
都市住民の生活が高度な情報科学技術に条件づけられている情報都市では,空間の制約を受けない社会関係が発達し,次第に都市間のヒエラルヒーが消滅する。
解説

3 - 〇 中心市街地の活性化が図られ、生活に必要な機能がコンパクトにまとまってり、基盤維持費用が少なくて済む、効率的で持続可能な都市を目指した都市政策のことである。そのような都市の事をコンパクトシティといい、日本では、人口減少、郊外化、都心空洞化が叫ばれるなかで、コンパクトティについての議論が深まり、地方都市である札幌 ・仙台市 ・神戸市 ・北九州市などがコンパクトシティの考えを取り入れた政策を行っている。