貧困の概念と測定方法に関する次の記述のうち,正しいものを|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 14 : 
貧困の概念と測定方法に関する次の記述のうち,正しいものを2つ選びなさい。
1
ラウントリー(Rowntre,B,S,)が労働者の総収入に注目し明らかにした,第一次・第二次貧困の考え方は,後に最低生活費の考え方の基礎となった。
2
タウンゼント(Townsend,P,)は,物理的生存に最低限必要な生活費との比較で相対的貧困を定義した。
3
所得格差の指標として使われるジニ係数は,-1から+1までの値をとる。
4
我が国の政府は,2009年(平成21年)以降,OECDと同様の計算方法で算出した貧困率を公表している。
5
「平成20年所得再分配調査」(厚生労働省)によれば,我が国の再分配所得のジニ係数は1999年(平成11年)以降,0,5前後で推移している。
解説

1 - ○ ラウントリーは、1899年からイギリスのヨーク市の労働者全員(人口約7万5千人)に対して調査を実施した。その後の労働者全員(人口約7万5千人)に対して調査を実施した。その後も追跡調査を実施する事で実質賃金の上昇や各種、福祉政策によって労働者の生活環境が大きく変化することを立証した。いわゆる「貧困線」を考えだしまとめた。その研究は、イギリスの労働福祉政策に最低生活の考えを導入するきっかけを与えた。