保護司に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 10 : 
保護司に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
保護司に委嘱する条件として社会的信望,時間的余裕,活動力などが挙げられているが,生活の安定については,法律上特に定めは置かれていない。
2
保護司は,地域住民という立場から更生保護に貢献することが求められるので,市町村長の推薦によって都道府県知事がこれを委嘱する。
3
保護観察官で十分でないところを補い,保護観察所長等の指揮監督を受けて,保護観察所等の所掌事務に従事するものとされている。
4
保護観察所から保護観察事件を全面的に付託されて保護観察を実施しており,自らの権限で保護観察の終了や延長等法の執行場面での判断を行っている。
5
保護司は民間人であるので,その職務を行うに当たって知り得た関係者の身上に関する情報の取扱いについては,公務員としての法的責任は課されない。
解説

3 - ○ 更生保護法第32条に、保護司は、以下の事務に従事するものとされている。(保護司法第8条の2)①犯罪を犯したもの及び非行のある少年の改善更生を助け、または犯罪の予防を図るための啓発および宣伝の活動 ②犯罪を犯した者および非行のある少年の改善更生を助け、または犯罪の予防を図るための民間団体への活動の協力 ③犯罪の予防に寄与する地方公共団体への施策への協力 ④その他犯罪をした者および非行のある少年の更生を助け、または犯罪の予防を図ることに資する活動で法務省令で定めるもの。