少年に対する保護処分として言い渡される保護観察(以下「1|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 1 : 
少年に対する保護処分として言い渡される保護観察(以下「1号観察」という。)と,少年院仮退院者に付される保護観察(以下「2号観察」という。)に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
1号観察は家庭裁判所が決定するが,2号観察は少年院の長が決定する。
2
対象者が成績良好の場合,1号観察には仮解除や解除といった良好措置があるが,2号観察には良好措置はない。
3
対象者が遵守事項に違反した場合,1号観察も2号観察も地方更生保護委員会の決定により少年院に収容されることになる。
4
1号観察も2号観察も,対象者が成人(20歳)に達した後でも行われることがある。
5
1号観察では一般遵守事項しか付されないが,2号観察では一般遵守事項に加えて特別遵守事項が必ず付される。
解説

4 - ○ 1号観察は対象者が満20歳に達するまで、ないしは20歳に達するまで2年満たない場合は期間を2年間とされる。2号観察は、少年院を仮退院した者に対し仮退院期間に行われる。通常は20歳までだが、20歳以上までの例外もある。