社会福祉士
Q 17 :
〔事例〕Dさん(40歳,男性)は,妻が行方不明になって1年,小学校6年生の長男に5歳の次男の保育所の送迎と留守番をさせて,なんとか1か月に10日間,朝5時に家を出て翌日朝5時に帰宅するという隔日勤務形態の仕事を続けてきた。けれども先日長男が,Dさんの夜間不在時に弟を留守番させて市内を徘徊し,補導されてしまった。最近はそうしたことがよくあったようだが,Dさんは全く気がつかなかった。Dさんは昼間の勤務にいずれ変更することを考えており,職場に相談したら,しばらくの間夜9時までの昼間勤務に切り替えてもらえることになった。Dさんは、子どもをできる限り手元において育てたいと考えている。事例を読んで,次の記述のうち,家庭児童相談室の相談員の助言として,最も適切なものを1つ選びなさい。
放課後児童健全育成事業を長男が利用するよう勧める。
短期入所生活援助事業(ショートステイ)を兄弟が利用するよう勧める。
夜間養護等事業(トワイライトステイ)を兄弟が利用するよう勧める。
解説
5 - ○ 夜間養護等事業(トワイライトステイ)は、子育て短期支援事業の1つで、保護者が仕事やその他の理由によって、平日の夜間や休日に家庭養育が困難な時に有効な事業である。