次の事例を読んで,高次脳機能障害に対する排泄の介護に関す|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 45 : 
次の事例を読んで,高次脳機能障害に対する排泄の介護に関する次の記述のうち,適切なものを2つ選びなさい。 〔事例〕Kさん(68歳,女性)は,交通事故によって高次脳機能障害の診断を受けた。受傷後,特別養護老人ホームで暮らしている。四肢の障害はない。場所の見当識障害があり,尿意を感じた時に,トイレの場所が分からなくなり,間に合わず失禁することが増えた。また,注意障害があり,二つのことが同時にできない。失認症状も見られる。施設内のケース会議で排泄の支援方法を再検討した。
1
トイレの場所が分かるように矢印などで示した。
2
本人の排尿リズムを考慮した時間ごとに,トイレに誘導するようにした。
3
部屋にポータブルトイレを置くようにした。
4
排泄時に着脱しやすい服装を勧めた。
5
常時,オムツを着けるようにした。
解説

高次脳機能障害患者の排泄ケアにおいては、患者の状況に応じたケアが必要であり排尿のパターンを把握・予測して排泄を促すことや、精神的な豊かさや満足度も含める考え方からオムツ以外での排泄を促す、といった回答が適切と考える